「平和に生きる権利」について

2022年2月に始まったロシアによる侵略は未だ止まっていない。

 

毎日流れる悲惨な映像。

 

ウクライナの子供たちの泣いている顔を見るのは辛い。

 

今こそ平和について、そして平和に生きられることについて考えさせられる時代では?


「平和に生きる権利」という曲がある。


南米チリ・ヴィクトル・ハラが作ったこの曲のタイトル。

 

一見したところ馴染みのない言葉。

 

でも意外にも身近なところにあった。

「〜日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配 する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する 諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷 従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」

日本国憲法前文である。

平和に生きる権利=平和のうちに生存する権利(平和的生存権とも言う)は、今特別な意味を持ってきているように思う。


今回の帝塚山音楽祭でボーカルのあゆが育休の間に、この悲惨なロシアの侵略を見て「平和というのは当たり前ではないのだと肌で感じた」と語った。


自分の子を守らねばならない一人の母親として正直な思いは、聞いている人の胸の内に届いたと思う。

もしこの曲を聴いて、少しでも「平和ってなんやろ?」「戦争ってなんで起こるんやろ?」って考える機会になったらいいなと思っています。(文責 柳本)

「平和に生きる権利」演奏 THE ENGINES

平和に生きる権利作曲者 ヴィクトル・ハラ

プロフィール

 

1998年元々幼なじみであったTp西田とAcc 柳本がキング・クリムゾンのライブで再会したことがきっかけになり、柳本の大学の知人関係であった(Tp寺地・B高松・Vo川端・Tb今井B.Sax今井)及びGの辻野と西田の仕事仲間であったDrの山中が合流、本格的なバンド活動が始まる。

2002年第16回帝塚山音楽祭に応募したことがきっかけとなってあちこちの音楽祭イベント・ライブハウスなどに出演するようになる。

当初はR&Bやスカなどがレパートリーであったが徐々に変質化、「民族音楽としてのロックンロール」をテーマとして活動し行くようになる。

ギニアのポップス、東欧クレズマー、バルカンビート、演歌、ラテンポップ、フレンチロック、70年代歌謡曲などある種節操のない音楽傾向と相まって,後に参加するukuleleの中園、Vlの丸田らによってロックバンドとしては多人数の12人編成となり音楽的世界漫遊に深みを増している。

2009年Perc.にリカコが新加入し、これによりリズム隊がより強化された。

2017年第31回帝塚山音楽祭に連続16回連続出場を果たした。

2016年 新ボーカル あゆが参加。

2018年にリカコに代わりパーカッションにマイケルが参加、また同年アヤコがクラリネットに参加している。