いきなりぶち撒けるほどの雨が降ったら、いきなり梅雨明け。
もう真夏ですやんか。。夏ばてデス。。
さてそれはさておき、この間の国立民族学博物館(みんぱく)、音楽の祭日2013 in みんぱくにお越しいただいてありがとうございました。
もう3回めなので、慣れたつもりでやったら、すこっと…やったけど(苦笑)、でも面白かったです。
エンジンズの音楽ってホントは解説とかしながら聞いて欲しい時もあるんやけど、今回はセッティングしながら、僕が少しだけさせていただきました。
少しレジュメを書いて配りましたが、改めて掲載させていただきます。
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~エンジンズが演奏した曲を紹介します~
2013@みんぱく音楽の祭日版
①「カラシラマス」
ギリシャやトルコのフォークダンスの音楽でギリシアで広く踊られています。
2拍2拍2拍3拍子、全部9拍子という不思議なリズム感が印象的で、一度聞くとなかなか忘れられない旋律です。
2010年の音楽の祭日に出た時に福岡先生からこれを「足し算のリズム」と言うと教えていただきました。2+2+2+3「奈良、奈良、奈良、京都」とカウントすると良いのだそうです。目からうろこでした。それから「奈良奈良‥」と数えて練習しています。
ファークダンスなので、ステップを軽やかに踏んでご一緒に踊っていただけると嬉しいです。
ちなみにカラシラマスとはちょっとした目配せの程度の挨拶といった意味です。
②「メセチナ」
フランス、ドイツ、ハンガリー、ユーゴスラビア、ブルガリアの合作の1995年の映画「アンダーグラウンド」の監督エミール・クストリッツァが参加しているバンド ノースモーキングオーケストラの同映画の劇中曲で、言葉の意味は「月の光」。
ユーゴのジプシー(ロマ)・ブラスは印象的で彼の地の音楽を生業とする人たちは、24時間ブラスを吹き続けることができるとか。同じジプシー(ロマ)バンドのファンファーレチョカレーアも演奏していて、来日時に彼らの演奏を聞きましたが、チューバのベース音が爆裂していて会場はノリノリの大騒ぎでした。
21世紀になりワールドミュージックが一般的になって来ました。いわゆる民族音楽とはひとくくりに出来ない、よく言えばポップ悪く言えば通俗的な音楽が古来からの伝統的な民族音楽とくっついて、これはポピュラー音楽なのか民謡なのか、R&Bなのか、ラップなのか、ロックンロールなのか分かりませんが、いろんなルーツが寄せごっちゃになって新しい音楽シーンがやってきたなと思っています。
③「骨まで愛して」
昭和の歌謡曲(昭和41年)です。城卓矢が歌って140万枚売り上げるヒット。同年に映画化され、紅白歌合戦にも出演されました。
香港、台湾で北京語でカバー曲も出されていますが、エンジンズではちょい「ちんどん風」な感じでやってます。
みんぱくには優れた展示が数々ありますが、中でもエンジンズ的には音楽展示に注目しています。中でもその奥の大衆音楽のコーナー、博多めんたいロックの雄「サンハウス」のLPや「憂歌団」の木村充揮さんのギター、大分の有名な流しの「はっちゃんぶんちゃん」の映像などなど、大変面白いです。そしてそこがエンジンズのめざしているところでもあります。その延長線にこの曲を持って来ました。
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